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世界に出よう!

国内・海外旅行紀を投稿します。

キリマンジャロ 準備編

※この旅行記は2016年3月17日から2016年3月27日のものです。

 

キリマンジャロ登山挑戦を思い立ったのは、転職がきっかけでした。有給を使って、海外に行こうと思ったとき、ふとキリマンジャロが思い浮かびました。夏休みでもGWでもないタイミングで誰かと予定を合わせられる訳もなく、一人旅をするのであれば、どこか友だちと行く機会がなさそうな、それでいてアドベンチャー気分を味わえる場所を探していました。

 

キリマンジャロは調べれば調べるほど、アフリカ大陸最高峰でありながら、誰でも挑戦可能な、比較的難易度が高くない山だということがわかりました。最大の敵は高山病のみ。過去のボリビア旅行から、何となく高山に強いのではないかという、根拠のない自信を抱えて、この旅を計画しました。

 

これは、キリマンジャロ登頂成功までの記録です。

 

■一般情報

キリマンジャロは東アフリカのタンザニア連合共和国にあります。アフリカ大陸の最高峰(5895m)で世界一の独立峰です。ベテランから初心者までが挑戦可能な世界で一番高い山と言われています。いずれの季節も登山可能ですが、ベストシーズンは1-2月か7-9月です。最短4泊5日から登れ、山小屋やテントで宿泊することになります。入山の際には入山料がかかり、これにガイド・ポーター・コックを雇う費用がかかります。キリマンジャロ最大の敵は高山病で、標高が高くなり、低酸素に順応できないことによって起こります。高山病にかからないためには、ゆっくり歩くこと、水分をよく取ること、食事がしっかり取ることが挙げられます。

 

■航空券の選び方

キリマンジャロへのアクセスはキリマンジャロ空港を利用するのが最も効率的です。

経由地としては、ドーハ(カタール)やアディスアベバ(エチオピア)、ヨーロッパ経由がメジャーですが、私はドーハ経由を選択しました。理由は、飛行機に乗っている時間で、アディスアベバまで17時間エコノミークラスに乗り続けるのは非常に辛そうだったため、中間地点のドーハを選択しました。結果的に正解だったと思います。やはり10時間を超えるフライトは疲れると思います。ちなみに、時間が十分すぎるほどある方は、バンコクや香港、ムンバイを経由して入国することも可能です。

私か航空券を選ぶ際に使用したのは、Skyscannerになります。現在、空席のある航空会社を一斉に検索できるので非常に便利です。

http://www.skyscanner.jp/

 

■ビザ・イエローカード

タンザニアビザの所得は必須です。現地空港でも取得可能です。ただし、時間に余裕がある場合は国内(用賀や大阪の大使館)で所得しておくのが良いと思います。2日必要になりますが、余計な心配が1つ減ります。

またイエローカードについては、日本から直接タンザニアに入国する際には必要がありません。ただし、黄熱病流行地域を経由して入国する際は提示を求められる可能性がありますので、お気を付けください。

ビザ取得に関する詳細は、タンザニア大使館のWebサイトを参照ください。

http://www.tanzaniaembassy.or.jp/Japanese/Consular_Matters_Japanese/visainformations_jpn.html

 

■通貨

USドルを用意しておくのが一般的だと思います。日本円から現地通貨のタンザニアシリングへの両替は為替があまり良くないため、USドルあるいは現地でキャッシングや国際キャッシュカードを使用するのが良いです。ちなみに、現地でのUSドル通用度は高いですが、やはり現地通貨に比べると割高になります。

 

登山道

ツアー会社によってはすべて貸出してもらえるため、手ぶらでも行けるのがキリマンジャロ登山です。全部貸して欲しい、と言ってもまったく問題ありません。ただし、無料であるがゆえに質はそれほど高くないと思います。もし登山道具を持っている方であれば、自分が慣れ親しんだ道具を使用するのが一番です。私の場合は、寝袋やダウンジャケット(かさばるもの)はレンタルしました。

ちなみに、夜はかなり冷えます。特に4000m近くなると、大げさなくらい重ね着したほうが良いです。

 

私が持っていった道具は以下の通りです。

 

□バックパック(自分で背負う用):30リットルで、中身は水(ただしペットボトルは持ち込めないため水筒)・行動食・防寒着などが入っています。

□バックパック(預ける用):登山中に必要ないものを入れて、ポーターに預けます。雨に濡れないようにビニール袋などにすべて入れておくことが重要です。

□サンダル:キャンプ地の移動に便利です。

シュラフ・マットレス:現地レンタルしました。薄すぎて、寒い・痛いの二重苦でした。

□雨具:特に熱帯雨林地帯ではよく雨が降ります。レインコートや折り畳み傘が良いです。

□ダウンジャケット・ダウンパンツ:現地でレンタルしました。登頂アタックの際は、これを着て登ります。

□防寒着:フリースやセーターなど。

□シャツ:速乾性のものが良いです。

□靴下:分厚い登山用の靴下。

□手袋:岩登り用に軍手を、登頂アタック用にスキー用のグローブを持っていきました。

□帽子:日中はつばのあるキャップ、夜間はニット帽があると良いです。

□ネックウォーマー:首まわり用の防寒。

□ヘッドランプ:登頂アタックの際だけでなくキャンプ地でも重宝します。予備の電池も準備を。

□ストック:特に下りはヒザに負担がくるので、あると便利です。

□ビニール袋:大小さまざまなサイズが役に立ちます。

□サングラス:紫外線が強烈なため必須です。

□日焼け止め、リップクリーム:いずれも必須。特にリップクリームは忘れがちなので、気を付けてください。

□カメラ:旅の思い出に。気温が下がるとバッテリーの持ちが悪くなるので、予備を十分に。

□トイレットペーパー:トイレ環境は非常に悪いので、1つは必ず持っていた方が良いです。

□ウェットティッシュ:衛生面を考えて、あると良いです。

□行動食:3色、十分すぎるほど食事は出てきますが、移動しているときに食べるチョコや飴、標高が高くなって食欲がわかないときのウィダーインゼリーなどがあると良いと思います。

□ホッカイロ:夜は冷えるので、あると便利。張るタイプのものを持っていきました。

□タオル・歯ブラシ:ポーターがお湯を持ってきてくれるので、それで顔を洗ったり、歯を磨いたりできます。

□高山病対策:ダイアモックスが一般的です。初期の症状を防ぐことが出来ると言われています。

 

■ツアー会社

キリマンジャロ登山の拠点モシの町に行くと、ツアー会社がたくさん存在します。その中でも日本人が必ず耳にするツアー会社が「キリクライマーズ」です。非常に有名で、キリマンジャロの情報収集とWebでしていると何度も目にします。実際、ツアー料金は非常に安く設定されており、マネージャーのジャスパーが日本人好きなため、色々と配慮してくれます。

 

一般的には、現地のオフィスに出向いて値段交渉したほうが安くなる可能性が高いようです。私の場合、念のため日本からメールで値段を聞いたところ$1100(チップ込、登山前後の宿泊込、空港までの送迎込)で悪くない料金だったため、日本で決めてしまいました。特に空港からモシの町までのタクシーが$50取られるという情報もあったため、それであれば送迎も込みにしてしまった方が良いと思いました。結果的に、正解だったと思います。ただし、予想していたことですがガイドはチップを要求してきます。複雑な気持ちですが、チップ込の設定はマネージャーとの交渉であり、彼は了承しても、行動を共にするガイドたちは納得していない様子でした。チップは彼らのサービスに対する満足度を示すものなので、自分たちの思いを伝えれば良いと思います。

 

■登山ルート

有名なもので5ルートほど存在します。その中でも最も一般的なものがマラングルートとマチャメルート。日本人の9割はマラングルートを選択するようです。理由は単純で、難易度が低い、かつ必要日数(4泊5日)が少ないからです。1日あたりの移動距離も短く、激しいアップダウンもありません。ただし、高度順応する時間もそれほどなく、難易度は低いですが、登頂確率もそれほど高くないようです。景色も単調で、退屈なルートと言われています。一方のマチャメルートは最低でも5泊6日かかり、アップダウンが激しいルートになっています。ただし、高度順応がしやすく、景色も良いため、欧米人に人気のルートになっています。私が選択したのは、マチャメルートで、理由は最優先が登頂することだったからです。最大の敵である高山病のリスクを減らすことが何よりも登頂可能性を高めることだと信じていました。また、単調な道(富士山のような道)はせっかく登山するのにおもしろくないと思いました。マラングを経験していないので何とも言えませんが、マチャメルートの景色は非常に良かったです。