読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

世界に出よう!

国内・海外旅行紀を投稿します。

キリマンジャロ 3日目

海外 登山

※この旅行記は2016年3月17日から2016年3月27日のものです。情報が古くなる可能性がありますので、ご注意ください。

 

キリマンジャロ登山、3日目。

標高が富士山より高くなってくると、テントも夜露で濡れて、夜トレイに立つたびに冷たいです。そしてテント内で寝袋に入っても、服を着こまなければ相当寒いです。夜は相変わらずの星空ですが、月の光がもう少し弱ければもっとキレイだったろうに、少し残念です。

 

空が明るくなってくると、前日よりもメルー山やキリマンジャロ山頂が鮮明に見えます。他のルートがどうかはわかりませんが、マチャメルートはキャンプ地からの景色も抜群だと思います。

 

3日目は高度順応を兼ねたコースになっており、一度4640mのラヴァータワーまで登り、そこで昼食を取ってから、3960mのバランコキャンプまで下るコースになります。雲一つない、爽やかな朝、バランコキャンプに向けて出発です。

 

ラヴァータワーまでの道のりは、それほど険しくはないものの、延々と上り坂が続きます。恐らく、大事なことは自分のペースを乱さないことで、単調な道だとどうしてもペースが上がってしまうのを抑える必要があると思います。私のガイドはとにかくペースが速く、私も悪い意味でこれについていけてしまったのが良くなかったのだと思います。前を歩いていた隊を次々と抜いていきます。辺りの植物はほとんどなくなり、荒野のような道が続いていきます。

 

途中、分かれ道があり、荷物を持ったポーターたちはショートカットしてバランコキャンプに向かいます。ひたすら登り続けていくと、ラヴァータワーが見えてきます。タワーといっても、建物ではなく、溶岩の山のようなものです。見てみると登れなくもなさそうだと思いますが、崩落の危険性があるため、登ることが禁止されています。

 

ここで昼食タイム。一般の登山客は一人も見当たらず、昼食の準備をしているのはポーターやコックだけ。どうやら、相当なハイペースで登ってきてしまったのだと察しがつきます。ツアーにもよると思いますが、私たちの場合はこの日ランチボックスを渡されていたので、それを食べます。パン、バナナ、チキン、マンゴージュースなど、簡単に食べられるものがランチボックスには入っています。それを狙ってくるカラスたち。4000mを超えて、高山病の症状はないものの、一気に登ってきた疲労感はありました。

 

30分ほどの休んだあと、今度は下山開始。登りと異なり、呼吸が辛くなることはありませんが、油断していると足を痛める可能性があるので、下りこそ注意しなければいけません。ゴツゴツした岩山をどんどん下っていきます。確かに、せっかく登ったのに、なんですぐ下るんだ、っていう気持ちがないわけではないですが、これを高度順応のため・登頂成功のため、と割り切るようにします。

 

バランコキャンプまでの道のりで見られる景色も壮大です。溶岩でできた壁を横目に歩きますが、途中にジャイアントロベリアやジャイアントセネシオが群生するバランコヴァレーを通ります。この植物がとても不思議な形をしています。私の場合は、ガイドが猛スピードで下りていくので、写真を撮っている余裕もありませんでした。

 

しばらく進むと、バランコキャンプが見えてきます。キャンプ手前にはジャイアントセネシオの群生地があり、登山客を出迎えてくれます。小屋でサインをすると、広大なバランコキャンプで自分のテントに荷物を置いて休憩します。時計を見ると13時で、本来8時間を予定していた道のりを5時間でたどり着いたことになります。繰り返しになりますが、早く目的地に着くことにあまり意味はないと思います。時間がかかってでも、体に負担を与えないことを優先したほうが良いです。その意味で、この日は明らかにオーバーペースで、この夜、ガイドに強くこちらの要望を伝えました。

 

4640mから標高を下げたにも関わらず、ここで若干の頭痛が発生しました。まだ吐き気や倦怠感はありませんでしたが、今まで好調だっただけに軽い頭痛も気を付けないといけないと思いました。このようになったとき、大事なのは、まず寝ないこと(寝ているときは呼吸が浅くなるため)。そして、水分を多く取ること。ということで、基本に忠実にたくさん水分を取り、なるべく深く呼吸を繰り返すことを続けました。

 

夕方になって、続々と他の隊も到着します。前日に少し話した面々とも再会して、一緒に写真を撮り、道中どうだったかの話をします。人と話していると心なしか体調が良くなっていくのが感じられました。

 

バランコキャンプからの景色も抜群です。天気は変わりやすいですが、晴れた瞬間には地上の町並みまで見ることができ、振り返れば山頂を望むことができます。

 

一時は体調の心配をしていましたが、翌日の正念場に準備万端で挑めそうです。